60歳女の戯言なり。

61歳、22歳の息子と旦那の3人家族。埼玉在住。人生終盤を迎え、どうやって残りの人生を生き抜くのか? 愚痴と独り言をつぶやくブログっす。

August 2018

朝から温泉を楽しみ、ブッフェスタイルの和朝食をとる。

煮物や山菜、野菜中心ですごくおいしい!!

息子、何度もおかわりして食べ過ぎでお腹の調子壊してた、、。


「この辺でおススメの観光名所はありますか?」って聞くと、

殆どの方が「山寺」がいいよ!!って勧めるので、チェックアウト後は

タクシーで山寺へ。

運転手さんが、

「登るんですか?」って聞くので、

「登るって、、、、そんな場所なんですか?」

と尋ねると、

「頂上まで1000段以上はあるよ!! きついよ!!」

と教えてくれた、、、。

午後も自転車移動だからスニーカーを履いててよかったと胸をなでおろしたわ。

実際、酷暑の中、急な階段を上がるのはキツかった。

山の中で日陰も多かったけど、でも暑い!!

汗が滝のように流れる。


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筋肉痛は絶対避けられないなと思いつつ、

息子と無言で登る。

そんな疲れを吹っ飛ばしてくれる景色の素晴らしさ。

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途中にはたくさんのお寺や神社が点在している。

奥の細道の芭蕉も訪れ、

「閑さや岩にしみいる蝉の声」はここで読まれたそう。



頂上のお寺でお参りをして休んでいると、

御朱印をもらっている人がちらりほらり。

そういえば最近御朱印を集めているっていう話を周りで聞くわ。

ここまで来たから記念に貰っておこう!!と思いつき

窓口でお坊さんらしき人に御朱印長と御朱印を求めた。

初めてですか?と聞かれたのでそうだと答えると、

「御朱印の意味はお分かりですか?」と聞かれた。

「え、、、? あのぉ、、最近流行っているのか周りで集めている方が多いので、、、」

と口ごもると、

「御朱印は流行りとかで始めるものではありません!! もともとは~~~~」

と御朱印の本来の意味をくどくどと説明される、、、。
(私的には説教されている気分だったけどぉ~~ww)

ごもっともな事なので、素直に耳を傾けその意味を理解し御朱印を貰った。

「興味本位でコレクションするものではありません。ましてやSNSとかにはあげないでください。」

ととどめの釘を刺された。

55歳になってもまだ叱られる私ってどうよ?

旦那に話したら失笑された、、、。


山寺からまた旅館へ戻り、自転車で残りの将棋販売店などをまわるが

ほとんどが一軒家で入りづらい。

5軒ほどまわったが結局2軒しか見れなかった。

やっぱり事前に調べておき、できれば見学できるかどうか問い合わせをすべきだったんだろうな、、。

彫り師の方々は兼業が多く、自宅で作業している方々がほとんどの様子。

販売も兼ねている方はお店も持っていらっしゃるけど数は少ない。

相変わらずの酷暑の中、汗だくで移動を続ける。

結局、一軒家は入りづらいし、もう周りたい場所もないということなので

二人でランチが採れる場所を探すがなかなかいいレストランがない。

やっと見つけた!!と思っても、水曜休みという処が多くかなりの時間を要して

インドレストランに落ち着いた。とりあえずお蕎麦以外で。

余りに汗をかいて気持ち悪いので、泊まっていた旅館が日帰り温泉サービスも

あるので利用しよかと思いながらネットで調べているとすぐ側に公共温泉が100円で

入れる場所があった。

案の定、息子にどっちに行く?って聞いたら迷わず公共温泉!!

聞かなきゃよかったな、、、。


昭和初期?のお風呂に入り、自転車を旅館へ戻し、駅までタクシーをお願いすると

旅館の若旦那らしきハンサムでスマート男性が、「僕が送りますよ」と快く駅まで高級車で送ってくれた。

とてもいい旅館だな~って思っていたけど、この気配りには感動。

おススメ!!

つるや旅館。


駅では新幹線の時間まで、息子は交流会館で将棋。私はお土産を購入。

なんやかんやで22時近くに無事帰宅。

息子に、

「貴方が将棋好きでなければ、一生天童なんてこれなかったかもね。
 ありがとうね。いい場所だった。」

と感想を言ったのに、息子からは何のリアクションもなし。


一体、この旅行には意味があったのか?

と自問する。

まっ、息子との二人旅はこれが最初で最後なのかも知れないしな・・・

一緒に過ごせた時間があっただけでも私は嬉しかったから

よしとしよう。




で、明日から2学期開始。

息子、慌てて課題に取り組んでいるし。

夏休みの間、毎日ネット三昧。

勉強やっている様子なし!!!

私から出された英語の課題も途中までしかやってない。


どういうこと?

大学行きたいなら勉強しないでどうするの?
(極力言わないようにしてたのに、、、、泣)

と少し詰め寄ったら、だんまり。

そして、

「どうせ俺は何をやっても無理!!」

とポロポロと涙を流すーーーーーーーー。


あぁ、、、、、

な~~~~んにも変っちゃあいない。

中学の時と同じ。

成長なし!!!


これって私が悪いの?

計画性なし。

整理整頓できない。

なるべくお互い毎日気持ちよく過ごしたいから

小言は言わないようにしているさ~。

メンタル弱いからちょっというとすぐ泣くからね。

でもさ、男だろ?

もう少し自主性があってもよくない?

いや息子の人生は息子のもの。

親がとやかく言うのは違うとわかる。

でもそれって無責任じゃないかな?

と不安にもなる。


泣きたいのは私だよ!!














息子と山形県は天童市への二人旅。

夏休みに入ってから何度も息子に、

「訪れる場所や日程は全部調べておいてね。」

って念押しした。

しつこいぐらいにね。

おそらくやってないだろうな、、、って思っていたが、

前日深夜に帰宅したら息子が起きていて、

「明日の日程を一緒に考えよう!」

とな、、、。

やっぱりな、、、、。

駒師への情熱が伝わってこない、、、


手にしていた資料は、天童市の将棋連盟がネットで出していた

駒師やお店の一覧表のみ。(これ旦那が調べてあげたもの)

そこには駒師の名前、住所、電話番号が書いてあるのみ。

天童市の地図がないとどうやって回るかも判断できないじゃん。

場所の確認、移動手段など調べることはたくさんあるだろうが!!!

本気で行く気はあるのか?

ダメ出しは山ほどあるが、

「ごめん、とりあえず明日新幹線の中で考えよう。
 もう遅いし明日は早いしさ!」

と、さっさとあきらめとりあえず寝る。


そして翌朝、初めての東北新幹線。

天童市までの「つばさ」の切符を購入し、

自由席は1号~6号という案内を見つけたので時間ギリギリで飛び乗る。

空席を見つけ座り込むと、車内放送で「やまびこ」で仙台行きだと流れた!!

「えっ? ちょっと私達間違えたみたい・・・・」

焦りつつも必死で冷静さを保ち、どうすれば?と考えていたら、

どうやら11号の車両から「つばさ」だという事が判明。

すぐに11車両へ移動しようと進んでいくと、

「つばさ」と「やまびこ」は車両間の移動はできないとのこと、、、。

仕方なくまた自由席へ戻り、次の宇都宮駅で急いで移動した、、、。

旅の初っ端から不安になる始末。


ホッとする間もなく、スマホ片手に訪れる場所を必死に確認。

隣で息子は爆睡しているし、、。

結局、調べるのは私かよ!!

新幹線と言っても、スピードは遅いし、山の中を走るので

スマホがしょっちゅう切れてしまう。

不便な場所なのね、、、。



2時間半かけて着いた天童市はとにかく暑い。

気温は35度以上。

山に囲まれた盆地で、こじんまりとした街。

駅の観光案内で地図をもらい、とりあえず駅ビルの中にある

将棋資料館へ。

将棋の歴史や由来などが学べる施設。

息子が見学している間、私は地図でプランを考える。

とりあえず荷物を旅館に置き、自転車をレンタルし

近場の将棋販売店や体験をさせてくれる場所を巡ることに。

ちょうどお昼どきだったので、旅館までの途中に

有名なお蕎麦屋さんがあったので、腹ごしらえをする。

板そばが有名だそう。
(十割そばで固め。って私、殆どソバは食べない人だから味はよく分からない、、)
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旅館はとても綺麗で落ち着きがあり、こじんまりとした宿。

サービスも細かく大当たり!!って感じ。

やっぱり泊まる場所は清潔で綺麗なところがいいわ。

荷物を預け、自転車で天童市内をうろつく。

マジ、暑かったわ、、、。

途中、駒に筆で文字を入れたり、彫ったりする体験などもしつつ

汗ダラダラで炎天下の中、自転車をこぐ。

将棋村なるところで体験中の息子。

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さすが将棋の町らしく、歩道には詰将棋が点在しており、歩きながら将棋を楽しめる。

マンホールの蓋や、お店の看板、いたるところに将棋や駒のデザインが多い。

ある程度まわったら時間があったので、息子は駅の将棋資料館に隣接した

将棋交流館で年寄相手に将棋を指しに行って、私は宿へ戻り温泉に入る。


夕食付ではないので、近場の居酒屋で食事をするが、

会話が盛り上がらない、、、、

いや本当に男の子ってつまんなーい!!!

将棋、どうだった?

楽しかった?

美味しい?

話しかけても返事は一言で終わりだし、、。

宿に戻ったら、そのまま廊下に置かれた将棋盤で詰将棋をする息子。

帰りが遅いので様子を見に行ったら宿泊客の方と

将棋を指していた。

無口で大人しく人見知りなのに、将棋を指すときは誰とでも相手ができるみたい。

息子が戻ってきたのとすれ違いにロビーへ出て、23時よりフロリダのKちゃんと

スカイプでカウンセリングをする。(といっても悩み相談だけどね)

1時間ほどで部屋に戻ると既に爆睡中の息子。

ふかふかのベッドで気持ちよさそう~~。


ドタバタで一日目を終了したけど、

息子は何を感じ、どういう気持ちなんだろう?

収穫、あったのかな?

なんて思いつつ、泥のように眠りついたわ、、。











友人Sがラインでこの人の曲がすごくいいから聞いて!!

とメッセージを送ってきた。

中学生の頃、井上陽水に心酔していた時の気分と少し似ている。笑


大人への反発。

孤独。

自己嫌悪。


さすがに今は、そういった気分をずっと引きずることができなくなって
しまったけどね。

彼の感性が素晴らしいと思うな。



朝の旦那とのコーヒータイム。

「最近さ、やっとすこ~しだけど理解できたよ。デカルトの
 『われ思う、故に我あり』っていうのがさ。 今まで理解しているようで
 まったく理解できてなかったなぁ~って。」

とつぶやく。

「うん、やっぱり哲学は大事だよ」

と旦那。

高校の世界史の時間に、大好きだった教師が黒板に筆をもつようにチョークで
「われ思う、故に我あり」と大きく書いた。
特にその意味など考えず、ただ知識としてしか記憶しなかったけどね。
きっと先生はその真意を理解して欲しかったんだろうけど、
すみません、、、私は40年かかったわ、、、。


「今までいろいろ貴方に言われてきて、『何つまんなこと言ってるんだよ!!』
と思っていたけど、やっと理解できた気がする。アドラー心理学や般若心経の「色即是空」
とかね。深いよね。なんで二十歳の時にこの事を理解できなかったんだろう?
そしたらもっと違う人生を経験できたと思うな・・・」

と本音を吐く。

「二十歳ね、その頃の君、調子のっていたからね~www」

と旦那。

その通り!!
物事の本質なんてな~~~~んにも理解してなかったし、頭も空っぽだったな。
あっ、三十代、四十代もだけどね。
つい最近までか!!

無神論者の私だが、
祈りの言葉を聞くのはすごく好き。
心が落ち着く。
旅先で早朝にモスクから流れるコーランの響き。
お寺でのお経も素敵だと思う。


テクノ「般若心経」
いいわ~。笑




仏教って非常に哲学に近い部分もあると思う。

最近、瞑想時に般若心経を聞いていたりする。

時間があれば写経もやりたい。

なんか歳ですかね?笑















お客様でもあり友人でもあるA子。(50代バツイチ)

久しぶりに会うと、

「ねぇ、だれか良い人紹介して!!」とのたまう。

またか、、、。

「例の28歳の彼とは別れたの?」と聞くと、

「うん、もうダメだと言われた、、。 本当に好きだったんだけどね、、しょうがないよね。
 だから次よ次!!」

と威勢はいい。

「ちゃんと会って別れる理由を話してくれるなんていい人だね。
 さすがに20代の男性は紹介できないけど、50代なら紹介できる人もいるよ。」

と慰めると、

「50代か、、、無理!!
 私、50代の男性とキスできない!!」

と叫ぶ。

内心、

「アンタも50代だよ!!」

と突っ込む私。

「そんな事言わないで挑戦してみれば? ダンディでカッコイイ叔父様もいるかもよ?」

としつこく説得するが、

「でもさ、そいつら『俺は20代の女性が良い!』とか平気でぬかすんだよな!」

と。

「アンタも平気で20代の男性がいいとぬかす50女だよ!!」

と私に言わせればツッコミどころ満載なんだけど!!笑

「また探すの面倒くさいな、、、。まっ、頑張るか~~!!
 とにかく良い人がいたら紹介してよね!!」

と常に前向きな姿勢は素晴らしい。

「なんかさ、週末も一人、出かけるのも一人、食事も一人、旅行も一人、、、。
 寂しいんだよね~」

ポツリと呟く。

「でも、結婚して子供がいても私だって同じようなもんよ。
 結局、人間一人なんだよ!!」

と私。

最近、つくづくそう思う。



その後会った女性が、

「子供がいない人生は寂しいわね。 どんなに出来が悪くても、子供に手がかかると不満を
 言いながらも、私からみるとその苦労が羨ましいと思う。
旦那と二人だと老後はどうするんだろうと不安になるわ」

と結婚して次は子供が欲しいと願う女性。


そして、同世代のお客様に、

「子供が家を出たら主人と二人でしょう? それがとても憂鬱なの。
 今までは子供がいたから共通の話題が持てたけど、いなくなると何も会話がないのよ。
 本当は離婚したいけど、経済的に生活できないから我慢するしかないわ・・・」

という方が多い。


独身女性は結婚したがり、

晴れて結婚したら子供を欲しがり、

子育てを終えたら離婚したがる。

そうしたら振り出しの独身だよ。



求めてやまない女性達!!。

分かるわ~~。

きっと現状に満足なんてしないのよ!!

いや、できないわよ!!!









 






最近通い始めたお客様。

この方が玄関に立たれた時、部屋が一気に明るくなったような気がした。

ノーメイクで真っ黒に日焼けした肌に白い歯とはじける笑顔が爽やか。

毎回、早朝のゴルフ練習帰りにいらっしゃる。

60歳なのにかなりの筋肉量。

筋トレなさっています?と伺うと、

若い頃はプロのアスリートだったそう。 納得!!

すごいなぁ、、。私、60歳でこんなに筋肉あるかな、、、。

「去年はホノルルマラソンを完走したから来年は東京マラソンに参加するの。
 抽選では無理だからチャリティーで応募したわよ。」

と。

チャリティ参加は確か10万円+参加費10800円!!

その余裕が羨ましい!!

いいなぁ~。

私も一応来年も応募したけど、恐らく当たんないだろうな、、、。

15日から名古屋女子マラソンの応募も開始するので、

そちらも申し込みはするつもり。

「走る前は嫌だな~って思うし、走っている最中はなんでこんな辛い思いしてまで走っているんだろう?
 と自問しているんだけど、完走した後は次に参加する大会を探さなきゃって思うんだよね~www」

とくったくなく笑う。

全く同感!!

「あとね、前回の富士登山は雨でご来光が拝めなかったからもう一度挑戦したいと思っているのよ。
 それと屋久島の縄文杉も行きたい!!」

と仰る。

なんか行動が私に似ている~~www


私は、富士山へのリベンジ登山は来年に予定中。

今やりたいことは

★フィールサイクル。

★ボルタリング。

そして

★瀬戸内海サイクリング!!!

ロードバイクで「しまなみ海道」をはじめいろいろな島を

巡りたい!!!


あぁ、、、想像しただけでワクワク(^^)



60歳までにこのお客様のように

余裕のある生活をおくりたいわ。

「最近夏バテで全くジョギングができておらず、身体も動かしてないので太ってきましたよぉ」

と呟いたら、

「そんなんじゃぁダメよ! 週に3日は必ず走った方がいいわよ。
 やると決めたらやるのよ!!!」

と励ましてくれる笑顔が素敵。

いいなぁ~。

こんな素敵な60歳になりたい!!


さてと、次のお客様の準備だな。

今日は深夜に走ってみよう。

やると決めたら

やるから!!! マジか、、、汗

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