旦那の叔母(義父の妹)が2年前に亡くなり、住んでいた土地と家を旦那が譲り受けた。

茨城県、高萩の駅から徒歩8分ほど。

40坪ぐらいあるが、地形が悪く細長い。

ゆえに家は奥に細長~く、使い勝手が悪い。

相当なボロ家で、床は抜けそうだし、トイレは浄化槽だし、、、、。

叔母が亡くなった時、義弟家族がかなり片付けたと聞いていたのに、

先週旦那と二人で様子を見に行ったら、

まったく片付いておらず、物があふれていた、、、、。



私達夫婦は、老後に高萩に住むつもりは全くない。


親戚から

『空き家だと、いたずらされて火事でも起こされたら大変だから、壊して更地にしたら?」

と言われた。

とりあえず不動産屋に土地を売った価格と、解体して更地にする見積もりをお願いした。

不動産屋2社と解体業者2社に来てもらい、ついでに叔母の着物や

山盛りに積み重ねられたお茶の道具類も買い取り業者に査定を依頼。

結果、、、。

着物とお茶の道具類は2万円!!
(購入した際は、おそらく数百万はかかっていると思う)

土地は坪、8~10万が相場だが地形が悪いので5~6万とな。

そして、解体ですが全部で300万ぐらい、、、、

完璧な赤字!!!

解体にはまだ部屋にある衣類、家具、電気製品類を処理する価格も入っており、

それだけで55万。


最悪にも左側のお隣さん宅は、ゴミ屋敷状態。

叔母宅の門の前にも勝手にゴミを積み重ねていたし、、、。

裏庭を確認していたら、後方宅に住んでいらっしゃる方が叔母の庭からはみ出している椿の木を切っていた。

「すみません、それ家の椿ですよね? ご迷惑をお掛けして申し訳ございません」

と謝ると、

「あら、○○さん? こちらこそ勝手に切ってごめんなさい。葉っぱが落ちるので切らせてもらったの」

と気さくに答えてくれた。


そこから世間話を始めたのだが、

「○○さんの家、取り壊すの? まだ住めるようだったら息子夫婦が住みたいって言ってたのよ!」

と仰る。


住んで頂けるのであればとても助かるのだが、

それにはリフォームをしなくては住めない。

アチコチ直さなくてはいけないので、相当な金額が必要になる。

もちろんそんなお金はなく、、、。


旦那と二人で途方にくれる、、、。

どうしよう、、、。


「そう言えばさ、お義父さんが亡くなった時、財産分与を放棄したって言ってたよね? 
 お兄さんからそれなら一筆書けって言われて、その旨を書面に残したって。
 何にも貰ってないのに、こんな家だけくれるなんて迷惑じゃない? 
 もうさ、要らないって返しちゃいなよ?」

と、思わず旦那にぶちまけると、

「そうなんだけどな、、。なんかいつの間にか俺の名義になっていて、固定資産税の請求がきたんだよ。どんな考えがあったのかは聞いてないけど、、、、まっ、しょうがないじゃないか!!」

と黙り込む。


そう言われると私も何も言えない。

義兄や義弟達は水戸に立派な一軒家を持っているので

借家住まいの旦那を不憫に思い、譲ってくれたんだと思うしかないな。
(実際そうだと思うけどね。)

結局、いつも人のいい旦那が割に合わない思いをしていると私は感じるんだよな。

面倒なことは必ず旦那にお鉢がまわってくるような、、、。



何も事態は進まないので、

「とりあえずさ、残物処分は自分達でしようよ!?
 それで55万は浮くんだからさ!」

って、旦那に言うと、

「俺達が数日間仕事休んで処理するのとどっちがいいんだろうか?」

と答える。

「もちろん自分達でやる方が安いにきまっているじゃん。
 大丈夫よ。私、以前もゴミ屋敷を片付けた経験があるから任しといて!!」

と即答する。


まっ、急ぐ必要もないから

来年の春ぐらいに一週間みっちり片付ければなんとかなる。

いや、なんとかするさ!!!



しかし、時々思うのよ。

旦那がもう少しこういう事をテキパキ処理してくれたらなって。

肝心なとこは動いてくれないんだよ、、、泣

それでやっぱりこういう時って、ヒロミみたいに

大工ができる男性って超~~~頼りになるよね。

絶対、彼なら

「じゃぁ自分たちでリフォームしようぜ!!  ついでに解体もやろう!」

って言うだろうし、あっという間に綺麗にしちゃうと思うもん。

そういう男性って素敵だな~ってつくづく思う。

でも私が惹かれる男性に限って、私とは正反対の松本伊代みたいな

ほんわか女子が好きなんだよね~。

実は旦那も松本伊代の大ファンで

昔、おっかけもやっていた・・・・



なんだ、結局男って

「私、何にも分からない~~!!」

みたいな女子が好きなんだよな!!!


あ"~~~~


なぜだかイライラするわ!!